「着物を着る」こと。正絹の命と舞の祈り。
日本文化や地唄舞に携わり、
着物を着ることが「普通」になりがちな私ですが、
フッと思うことがあります。
「着物を着る」こと。
色々な考え方があると思います。
私は「命の学び」と「美意識の底上げ」ではないかと。
まず、命の学び…
それは正絹(純粋なシルク)の着物を着ること。
シルクは何からできているでしょうか。
蚕の命。
正絹は確かに化繊より
比べ物にならないほど上質です。
私も…シルク…
なんだかんだ言って好きだと思います。😢
私が大人になりこのことに気付いたのは、
幼少の頃によく母に読んでもらっていた
ある絵本が関係していると思います。
それは「まゆこ」。
凄く有名な絵本でもないと思います。
ただ印象深く。
幼少期の思い出は大人時代にも結構影響がでますね。
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内容は…
絹の産地の夏祭り
主人公のまゆこが森に迷い込んで
不思議な盆踊りの集団に遭遇し
皆と一緒に楽しく踊っていると
人々が次々と蛹になり
最後、成虫となり空に舞い上がり天に昇る
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というような内容です。
独特な田舎の夜の薄気味悪さ、
また儚くて、どこか綺麗で、、
幼い私の心にも何か響いていたのでしょうね。
大好きな絵本でした。😊🙏🏻💖
ここから舞とピンと繋がったことがあります。
日本の演目は悲恋や悲劇がとても多く…
少々、いえ…結構重く…
時々ほんとに…うんざり、、、笑
しかし、ここです。
報われなかった
負の部分に目を向ける
この「祈り」
「まゆこ」の中の夏祭りは
この蚕たちへの祈り。✨🙏🏻
あぁ…これだったのかもしれない。
腑に落ちた感じがしました。
舞は祈りとも言います。
フッと急に「点と点が繋がる」ことがあります。😌🍀✨
「美意識の底上げ」については
またまた後日に💓😊✨
Life is treasure.✨🙏🏻
Enjoy our life 💞
Have a nice day🌸